とみひろの着物 | 山形 着物の販売・レンタル・着付け|とみひろ呉服サイト
とみひろの着物
歴史
安土桃山時代1578年、近江商人の商祖「冨田六右衛門」が会津から山形へ渡り、薬種商「冨士屋」として創業。その後、山形と上方の間で薬種、紅花、米、織物、糸等の交易で商いを広げました。江戸時代1854年、十七代目冨田伝兵衛が、山形市六日町に冨士屋呉服店を開き、呉服業に専念し、今日に至ります。長い年月にわたり、東北・関東のお客様にご愛顧いただいております。
京都
着物づくりの本場・京都に当社グループ「ふじや冨宏商事 京都支店」を持ち、オリジナル商品の企画・制作や、国内一流メーカーから直に仕入れを行うことで、厳選した質の良い商品を適正な価格でお客様へお届けします。また、この京都支店は祇園祭山鉾の一つである『山伏山』保存会の建物内に在るご縁から、毎年山伏山の組立てから山鉾巡行まで協力させて頂いております。
ものづくり
山形県白鷹町に自社桑園と養蚕所を持ち、山形産の絹糸づくりと養蚕文化の伝承にも取り組んでいます。草木染め紬の工房、和裁部門を構え、お買い求め頂いた着物は当社の一級和裁士達が丁寧に手作業で仕立て上げ、確かな目と技術で厳格な品質管理を行なっております。絹づくり、企画・デザイン、染め、織り、お仕立てまで、自社で一貫したものづくりを行なっております。
とみひろの着物KIMONO
とみひろ紬
自社工房「染織工芸」の紬は、デザイン、染めから織りまでの全工程を、一人の職人が一貫して制作しています。職人は庭や野山で採取した植物を染色に用います。桜、梅、椿などの季節を代表する草木から、紅花、さくらんぼ、リンゴといった山形ならではの果樹まで。四季の変化に富んだ山形の自然から染料を抽出し、一本一本手織りで丁寧に仕上げています。そんな草木染手織り紬は、一つ一つが母なる自然の優しさと力強さを兼ね備えているかのようです。草木の香りがほんのり漂い、紬が持つ優しい風合いと相まって、温もりあるこの世に二つとない逸品に仕上がっています。
とみひろシルク
山形県白鷹町十王の土地を開墾し、桑を植樹して誕生した約2,500坪の広々とした桑園にある、とみひろ里山養蚕所。年2回、6月と9月の養蚕で採れた繭を山形県酒田市の松岡製糸にて美しい絹糸に製糸し、京都府京丹後市で製織し白生地に。この白生地は一般財団法人大日本蚕糸会から純国産絹の認証を受けています。2023年に行われた「とみひろシルク おひろめの会」では、京都の著名メーカー・作家4者とコラボレーションして制作したプレミアムなオリジナル着物16点を発表しました。
貝紫の滴
2千個の貝からたった1gしか取れない染料で糸を染めあげる貴重な糸「貝紫」。その希少性と美しい色は太古より大変珍重され、クレオパトラが愛した色と言われます。今から約3600年前、地中海の海洋国フェニキアから始まり、地中海や南米の古代文明、様々な民族・国家に受け継がれ、激しく変動する歴史の流れの中で幾多の逸話を残してきました。当社の貝紫は、ヒメサラレイシ貝という、地中海フェニキアで産出していた貝と同種のもの。40年ほど前、日本の調査団によって、メキシコの少数民族ミステカ族がこの貝と染色文化を長年守り続けてきたことが分かり、ミステカ族と共に染められてきた大変希少な糸が縁あって全て「とみひろ」へと引き継がれ、世界でも唯一「貝紫の滴」シリーズとして取り扱っております。
※国内では他にもアカニシ貝を潰して紫色を摂る方法もありますが、古代からミステカ族に伝わる貝を生かして染色する採取法とは一線を画します。
屋久杉染め
世界自然遺産 屋久島に自生する樹齢1000年を超える高齢杉「屋久杉」から抽出した染料で染められた当社オリジナル・ラインナップ「屋久杉」。九州と沖縄の間に位置する屋久島は、今こそ世界的に有名な島となりましたが、多くの日本人の知るところになる以前より当社の先代社長から大変縁深い土地であり、そのご縁から屋久杉で染めた商品を展開するきっかけとなりました。屋久杉の象徴は「厄が過ぎる」に掛けて縁起の良い貴重な銘木とされます。
とみひろ
プライベートブランド
グループ会社ふじや冨宏商事が有名メーカーや作家の協力を得て企画・デザインして展開するプライベートブランドです。初めての着物から唯一無二の一点ものまで、着物のプロたちがこだわり、厳選したラインナップとなります。