[vol.12]着物と” 装い ” | 山形 着物の販売・レンタル・着付け|とみひろ呉服サイト
[vol.12]着物と” 装い ”
2026.06.28
着物の豆知識
「『東京でパーティ』ですって」
六月末、本社から電話。
東京の由緒ある文化的な建造物内での祝宴、
フルコースをいただけるようだ。
『ありがとうございます』と即答!
だけど、あれからずっと心の奥がざわついて、
検索した会場の“映え写真”がどうしても霞んで見える。
いわきの乾風と温厚な家族に守られた幼少期を経て、
大学から山形にどっぷり三十年。
美味しい空気を吸い続けた私は、
実のところ東京が苦手だ。
キラキラな人も景色も、
蜘蛛の巣みたいに蔓延る交通網も、
無性に怖い感覚になる。
だけど、お客様へ装いの提案をするという
仕事の習慣なのか?
滅多にないちょっとしたパーティへの妄想は膨らみ続けて。
着物なら桜色の絽小紋に刺繍の白い帯、
胡桃の籠バッグを合わせ、清楚な雰囲気で。
洋服ならジャケットにフレアワイドパンツ、
シンプルなインナーの首元は、
ベビーパールとダイヤの重ね付けで華やかに。
マットな深緑のクロコでラグジュアリー感を、とか。
燃えるオシャレ魂は止まらない。
熱で鬼門さえも溶かしてくれるのか、
または鉄の様に硬い心は微動だにせず、
憂いを保ったままで帰りのつばさで安堵するのか。
両者一歩も譲らず、
パーティまであと十日となった。
庭多泉 店長 伊藤
気後れする気持ちとは裏腹に、
頭の中では次々とスタイリングが組み立てられていく。
そこに、店長の“おしゃれへの熱”を感じました。
着物も洋服も、
「どう組み合わせよう」と考える時間って、
やっぱり楽しいものですね。
お客様へのコーディネート提案も、
きっとこんなふうに、
心の中で何通りも広がっているのだろうなと思います。
装いのご相談も、ぜひとみひろにおまかせください。